交易史

社会に問われた研究成果(書評:宮田絵津子『マニラ・ガレオン貿易:陶磁器の太平洋貿易圏』慶応義塾大学出版会2017.11])

著者: 恩田重直  投稿日: 2022/05/10, Tue - 22:00
大航海時代、アジアの海には西欧諸国の海船が頻繁に出没するようになった。スペインは、フィリピンのマニラとメキシコのアカプルコを結ぶガレオン貿易を確立する。交易によって西欧にもたらされたアジアの商品の数々。陶磁器に着目して、その実態に迫る。そこから何が浮かび上がってくるのか。