希少で高価だった砂糖(書評:大江修造『明治維新のカギは奄美の砂糖にあり:薩摩藩隠された金脈』アスキー・メディアワークス2010.3) 著者: 恩田重直 投稿日: 2023/07/25, Tue - 07:00 明治時代以前、日本の版図では砂糖の原料となる砂糖黍生産は非常に少なかった。砂糖は高値で取引され、砂糖を使ったスイーツは庶民には中々味わうことができない代物だった。琉球王の末裔という著者が、奄美大島の砂糖が生み出した薩摩藩の潤沢な財政に切り込み、明治維新の源流に迫る。 タグ 食材 砂糖 Read more about 希少で高価だった砂糖(書評:大江修造『明治維新のカギは奄美の砂糖にあり:薩摩藩隠された金脈』アスキー・メディアワークス2010.3)
小説家の取材力(書評:城山三郎『鼠:鈴木商店焼打ち事件』文藝春秋1966[文庫版:文藝春秋1975.3、2010.7(第42刷)] 著者: 恩田重直 投稿日: 2022/05/08, Sun - 20:00 大正時代に世界有数の商社にのし上がった鈴木商店。昭和初期に破綻したとはいえ、そのDNAは日商岩井(現双日)、神戸製鋼、帝人、石川島播磨重工業……に引き継がれている。つくられた悪のイメージの正体を小説家・城山三郎が暴く。そこには、小説家の取材力がある。 タグ 小説 食材 Read more about 小説家の取材力(書評:城山三郎『鼠:鈴木商店焼打ち事件』文藝春秋1966[文庫版:文藝春秋1975.3、2010.7(第42刷)]
世の中の不条理(書評:松本清張『中央流沙』河出書房新社1968.9[文庫版:中央公論社1974.5、文庫改版1998.9、文庫改版4刷2009.12]) 著者: 恩田重直 投稿日: 2022/04/25, Mon - 20:00 日本が誇る社会派推理小説の巨匠、松本清張が砂糖の輸入割当をめぐる官庁汚職を描く。高度経済成長の真っただ中の日本で繰り広げられる壮大な汚職。その顛末やいかに。 タグ 小説 食材 砂糖 Read more about 世の中の不条理(書評:松本清張『中央流沙』河出書房新社1968.9[文庫版:中央公論社1974.5、文庫改版1998.9、文庫改版4刷2009.12])